因数分解の方法

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因数分解は、共通因数で括る(単項式をカッコの外に出す)方法と乗法公式の逆を使う方法を習います。
乗法公式 (x+a)(x+b)=x2+(a+b)x+ab の逆を使う場合は、 「積と和が与えられた二数」、または「積と差が与えられた二数」を見つけて解きます。
数字が小さい場合は、それらを見つける手法を意識していなくても見つかりますが、 数字が大きくなると、手法を持っていないと解けなくなってしまいます。


x2+3x-18

積が18差が3の二数(正)を探します
表を通るまでも無く3と6だと解ってしまいます。
表を通る場合は以下とします
11817
29 7
36 3
これで、数字は3と6に決まりました
(x□3)(x□6)と書いて□に+か−かを入れればそれが答です。
二つの□は異符号ですのでどちらがプラスかを考えれば (x-3)(x+6) という答が出ます


x2+7x-540

これも、「積が540 差が7の二つの正の数」が見つかればよいのですが、この場合は 数が大きいので解き方を知っていないと出来ません。
解は、「540の約数」なので「540の約数を全て列挙」できれば、順にチェックすることで 条件に合うものを見つけることが可能です。つまり解けるかどうかは、「約数を網羅的に列挙」 できるかにかかります。


540の約数を全部挙げる

まず素因数分解します  22x33x5
これを元に、場合の数を求める要領で樹形図を描き、全ての約数を重複無く求める ことが出来ます。
因数として2が0個の場合、1個の場合、2個の場合があります
因数として3が0個の場合、1個の場合、2個の場合、3個の場合があります
因数として5が0個の場合、1個の場合があります
これで樹形図を作れば出来ます

このように約数の総数は24個になりますが、組み合わせで考えるとその半数の 下記12組だけです

小--大--差--
1540539
2270268
3180177
4135131
5108103
68074
96051
105444
124533
153621
183012
20277
この表から、「積が540 差が7の二つの自然数」は 20と27の組合せだと解ります。